チバPのブログ

もう、このまま突っ切るぞーヽ(*´∀`)

タイトルに「小説」って入れないとダメなのだろうか?

こんにちはー、チバPです。

今回も前に書いた小説のようなものを載せてみようと思いまして、更新?って言うのかな?をしました。

ブログってどれくらいの頻度で更新するもんなんですかねー。分からん。チバPはとっても気分屋さんなので、基本的に、書き物を載っける時ぐらいしか、しないと思います。

本当は、ブログ始めたばっかの勢いで、ダダダダダダッと適当なことを書いてみたいのですが、チバPの中でブームが去って、ぷっつりと更新しなくなるのはちょっと困るので、そうする次第であります。

果たして、前回の書き物を読んでくれた人はいるのだろうか⋯イメージアップの為に、ペットのウーパールーパーの写真でも貼り付けようか⋯でも内容と全く関係が無い⋯うーん。工夫って大変ですねー。

画面の右側にいろいろと便利そうな機能がずらりと並んでいるのですが、チバPはアカウント?の写真を張り付けるのも失敗して諦めたぐらい不器用なので、きっと活用できるまでに時間がかかると思います。

ツイッターもインスタなるものもやっとらんしねー。

あ、ちなみにチバPが好きなユーチューブの動画は、爬虫類系の動画です。ユーチューブも貼り付けられるのか⋯すごいなブログって⋯。

前置きがかなり長くなりましたが、メインはこれからです!前回と同様に、ワードからコピーして貼り付けたいと思いまーす!ぜひ!ご覧になって下さい。

 

縄文と弥生

 日本の歴史において、平和、つまり争いの無かった時代は、たぶん縄文時代平安時代、江戸時代(幕末は除く)の三時代だろう。私は「戦う」とか「出し抜く」などがとっても嫌いなので、これらの平和っぽい時代が好きだ。

「私、縄文時代に生まれたかったかも。仕事とかマジでクソ。」

私は現在就活中であり、実家に帰省中でもあった。

「へー、俺は弥生の方がいい。米、食えるし。」

弟は寝そべって漫画をめくりながら、反応してきた。

「え?弥生?あんた死ぬよ?弓矢で頭蓋骨やられるよ?」

「大丈夫。俺、戦略係になるから。」

弟はアホなくせに戦略を好む男であった。

「戦略ねぇ。はー。めんどくさ。ていうか、人殺しを好むあんたは、とてつもなく、どうかしている。弥生人は野蛮人だよ?そう、現代人の様に「効率」「効率」「効率」のエンドレス。土器、そう、あの土器といったらもう、効率しか考えてない作り方して!効率が何だっつーの!」

私はかたわらに在ったクッションを、弟の背中に向かっておもいっきり投げつけた。

「野蛮人は姉ちゃんじゃんか!効率のどこが悪いんだよ?言っとくけどさ、めんどくさがる人が一番、効率化を目指すんだぜ。」

「ふん、私がめんどくさいのは「競争」なの。まあ、確かにそうね競争を一番効率化すれば、争わない方向に向かうもの。それよりも、弥生のあのクソつまらん土器は何?はぁー。やっぱり土器と言ったら縄文土器よねー!見応え抜群だし、ずっしりと厚みがあって。心の安らぎよ。」

私は使用方法が分からない程、こってりと装飾された縄文土器を思い浮かべていた。縄文の人々はきっと、土器の製作を心底楽しんでいたに違いない。楽しみで飾られた縄文土器。きっと、好きを仕事にするとはこういうことなのだろう。

「なあ、姉ちゃん。俺、スゲーことに気がついた。やっぱり俺、頭が良いのかもしれない。」

弟は、クッションのことなどすっかり忘れ、自分の閃きに納得し、ニコニコと嬉しそうにしていた。

「急に何?何に気が付いたの?」

「へへ、あのさぁ、姉ちゃんが好きな縄文時代ってさ、土器の模様を縄で描いているから、そう言う名前が付けられたんだろ?」

「まあ、そう習ったわね。歴史の授業で。」

私の反応に、弟は満足そうに頷いた。

「うん、そうだろ?でだ、姉ちゃん、疑問が出てこないか?どうして日本全国に同じ様な縄模様の土器が出現したのか。」

「交易があったからじゃないの?翡翠とか運搬していたらしいじゃない。で?それがどうしたの?」

「そうだよ。いわゆる拡散だ。情報の拡散!みんなが良いと思って、みんなが真似した結果の縄文時代さ!」

「うん。そうね。だから?」

「姉ちゃんはこれだからなぁ。鈍いぜ。鈍すぎて俺、何も言え無い。つまりだ、もう既に出来上がっていたんだよ!現在も続く日本人の特性が!流行りに乗って真似をするってな!」

弟はいつの間にか立ち上がり、私を見下ろしていた。

イラっと来た私だが、弟の言うことは一理あると思った。

「確かに。言われてみると⋯そうね。でもちょっと納得いかないんだけど。どうして私が鈍いのよ?あんたが偶然閃いた事に私が気付かなくたって、そんなこと普通に有りえることでしょ?」

弟はまだ得意げにニヤついていた。

「だってさ、俺、散りばめてたじゃん?姉ちゃんが聞いて、俺の様に閃く可能性を秘めた言葉をさ。情報の拡散!とか」

「散りばめて無いじゃないの!「情報の拡散」だけであんたの飛躍した思考にはね、到底たどり着けるもんじゃない。それに、何が「とか」なの?一つしか言ってないじゃない!はーあ。私の素敵な縄文時代が、あんたのしょーもない閃きのせいで台無し。安心して、あんたはちっとも良くないから。頭。」

私は喋りたいことを喋り、素早くその場を立ち去った。

ちょっとだけスッキリした。